ハイブリットトランスアクスルフルード(ATF)の取り替えについて書きたいと思います。

ハイブリッド車にも従来の車のようにトランスミッション同様にトランスアクスルが装着されており、フルードで作動しているため定期的に取り替えた方が車が快適に維持できます。
取り替えず走行し続けていると不具合が発生する恐れがあります。

  • ギヤが滑ってしまう
  • Dレンジ、Rレンジに入れた時ショックが大きい
  • 走らなくなる
  • 燃費が悪くなる

交換周期は40,000㎞毎をお勧めします。

ハイブリットトランスアクスルとは

トランスアクスルとはトランスミッションとファイナルドライブ、デフが一体になった装置を指し、駆動輪側にエンジンが置かれる機構の車種では一般的に採用されています。
重量バランスの観点から、エンジンの配置は車の設計において重要なポイントです。
駆動輪とエンジンが離れている車において、エンジンからトランスミッションを分離したトランスアクスル機構は重量物の集中を防ぐ役割があります。
前後輪にかかる重量の最適化は、高速走行時の操作性や運動性を高めるために必須となります。

不具合の原因

トランスアクスル内部にはフルードが入っておりそのフルードの成分が劣化したり、ごみや鉄粉などによる汚れがあります。

 

作業について

今回は30プリウスの作業例を紹介します。
アンダーカバーを取り外しフルードを抜いていきます。

抜けきったらドレンボルトを締め、フルードを注入します。

注入口より溢れるまで注入しボルトで締めます。

※プリウスの場合3.4リットル程入ります。
 油脂はオートフルードWS

 

作業工賃


金額
プリウス作業例
フルード交換 8,800円(税込み)

他車種に関してはお問い合わせください。